医師のキャリア 医療の不確実性への許容度と幸福度・満足度 2022年7月1日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 今回は医療の不確実性についてです。一般内科をやっていると、未分化な問題に毎日出会います。患者家族に理不尽に叱責されることもあります。もちろん他の …
外来 KCl含有食塩代替物は脳卒中や死亡を減らす 2022年6月28日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 前回に続いて、雑誌『総合診療』の2022年6月号「総合診療外来に”実装”したい最新エビデンス My Best 3」から名郷先生の紹介論文です。前 …
外来 高齢高血圧患者の血圧を厳密に管理するとわずかに脳卒中が減少 2022年6月28日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 雑誌『総合診療』の2022年6月号は「総合診療外来に”実装”したい最新エビデンス My Best 3」で …
ACPJC 遺伝子組み換え帯状疱疹ワクチン(RZV)接種でGBSがわずかに増える 2022年6月25日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? コロナ禍で帯状疱疹が増えている、という話をよく聞きます。コロナワクチンのせいで帯状疱疹が増えた、という解 …
感染症 GNR菌血症に抗菌薬7日間投与は14日間に対し非劣性かもしれない 2022年6月20日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? Antaa slideで新米ID先生の「細菌感染症の治療期間まとめ」がありました。端的にまとめられていて …
ACPJC アルブミン連日投与しても非代償性肝硬変の予後は改善しない 2022年6月18日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 非代償性肝硬変の患者では、合併症としてSBP(特発性細菌性腹膜炎)が生じたり、腹水管理のために大量の腹水 …
ACPJC 広範な急性期脳梗塞に対し血管内治療は比較的予後良好NNT6 2022年6月16日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 脳梗塞急性期の診療については以下のAntaaのスライドが非常にわかりやすいです。 https://sl …
ACPJC 血清Crと尿中Albで、人種情報無しでCKDの予後予測可能 2022年6月14日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? CKD-EPI式を用いると、推定GFRを求めることができます。推定GFRのみで、将来の末期腎不全を予測す …
ACPJC 高齢者の潜在性甲状腺機能低下症に甲状腺ホルモン補充しても抑鬱は変わらない 2022年6月11日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 高齢者の潜在性甲状腺機能低下症に対して、チラーヂン補充を行っても甲状腺機能低下に関連した症状、QOLは改 …
ACPJC QALYやICERで考える膝OAに対する理学療法の効果 2022年6月9日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? もう、このACP journal clubのタイトルを見た時点で、なんのことかさっぱりわかりませんでした …
Advanced care planning 胃瘻、点滴、点滴なし、これまでとこれから 2023年3月17日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの話題を? 最近、病院での看取りで点滴もなし、ということが増えてきました。いまの勤務先の環境によるものかもしれませんが、十数年医者をしてきて、大きく潮目が変わる …
Advanced care planning 虚弱な高齢者の大腿骨近位部骨折を保存的治療してもQOL非劣性 2022年7月5日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? ADLの低下した認知症高齢者の大腿骨近位部骨折に手術をする/しないの選択は難しいものです。併存症のために …
Advanced care planning 院内CPAの予後予測 2022年5月25日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) 2022年6月のレジデントノートのコラムに「DNARの考え方」がありました。日頃からDNARについてどう研修医に教育すればいいか、迷いがありましたが、その迷いを払拭してくれ …
Advanced care planning 胃瘻造設のデメリット 2022年5月24日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) 2022年3月号の「治療」に胃瘻造設についての話が掲載されていました。胃瘻に生存延長のエビデンスはないと言われてはいますが、しっかりと根拠をまとめられていました。 1 …
Advanced care planning すべてやってほしいという家族の方 2022年5月19日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) できる治療は「すべて」やって欲しいという患者さんがときどきおられます。最近はコロナの影響もあって、電話でのコミュニケーションをとることが多く、十分に話し合うこともできません。「すべ …
ACPJC インスリンは週1回の時代に? 2023年7月19日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 最近、インスリンとGLP-1作動薬の合剤を処方する機会がありました。食欲旺盛な高齢な方に処方したのですが、血糖コントロールは非常に容易になりまし …
ACPJC 降圧薬は夜でも昼でもあまり変わらない 2023年5月30日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 2020年に高血圧治療界隈で話題になったことがあります。降圧薬を夜に飲むと、朝に比べて心血管イベントが減るというものでした。RRR43%、NNT …
ACPJC 便秘にはキウイ!? 2023年5月30日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 便秘には食物繊維!と思いがちですが、IBS-Cの患者さんは不溶性食物繊維で腹痛が生じてしまいます。FODMAPと呼ばれる発酵性の糖質やオリゴ糖も …
ACPJC 鉄欠乏のある心不全患者に鉄剤静注すると心血管イベント減少 2023年5月8日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 心不全で入院となる患者さんに鉄欠乏のスクリーニングをしたほうがよいのでしょうか?貧血があれば、もちろんフ …
ACPJC DOAC少なめにしても出血は減らず、死亡率増加 2023年3月22日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 超高齢者やCKDの悪い心房細動の患者さんにDOACを「控えめに」出してしまうことはないでしょうか?添付文 …
ACPJC 呼吸機能検査正常者が吸入薬を使用しても呼吸器関連のQOLは改善しない 2023年2月27日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 喫煙歴があり、咳が出る・痰が出るなどの呼吸器症状がある場合、「COPDだ!」と考えて禁煙指導とともに吸入 …
ACPJC 急性心不全に対し、ループ利尿薬静注にアセタゾラミドを追加すると、3日目の除水成功率が改善 2023年2月17日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? CS2心不全に対しては、とりあえずループ利尿薬(≒フロセミド)静注と条件反射のように対応していましたが、 …
ACPJC 認知行動療法を行うスマホアプリでHbA1cが低下する 2023年2月16日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 糖尿病に限らず、高血圧でも脂質異常症でも患者さんへの生活指導は重要です。ただ、外来でも通り一遍のお話 …
ACPJC オープンソース自動インスリン投与システム(AID)は目標血糖値時間を改善する 2023年1月16日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 1型糖尿病の患者さんの血糖管理に苦労することが多々あります。低血糖・高血糖を生じやすく、食事での変動も大 …
ACPJC IE高リスク患者の侵襲的歯科処置前の抗菌薬投与はIE発症を減少 2022年12月30日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 歯科処置前の抗菌薬予防投与を行うべきか、行うなら誰に対し行うべきか、は定まっていません。特に、IE高 …
論文紹介 混ぜるな危険!Composite Outcome 2022年7月9日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? ACP journal clubを中心に論文を紹介していますが、プライマリエンドポイントが複合アウトカム …
Advanced care planning 虚弱な高齢者の大腿骨近位部骨折を保存的治療してもQOL非劣性 2022年7月5日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? ADLの低下した認知症高齢者の大腿骨近位部骨折に手術をする/しないの選択は難しいものです。併存症のために …
医師のキャリア 医療の不確実性への許容度と幸福度・満足度 2022年7月1日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 今回は医療の不確実性についてです。一般内科をやっていると、未分化な問題に毎日出会います。患者家族に理不尽に叱責されることもあります。もちろん他の …
外来 KCl含有食塩代替物は脳卒中や死亡を減らす 2022年6月28日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 前回に続いて、雑誌『総合診療』の2022年6月号「総合診療外来に”実装”したい最新エビデンス My Best 3」から名郷先生の紹介論文です。前 …
外来 高齢高血圧患者の血圧を厳密に管理するとわずかに脳卒中が減少 2022年6月28日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? 雑誌『総合診療』の2022年6月号は「総合診療外来に”実装”したい最新エビデンス My Best 3」で …
感染症 GNR菌血症に抗菌薬7日間投与は14日間に対し非劣性かもしれない 2022年6月20日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) なぜこの論文を? Antaa slideで新米ID先生の「細菌感染症の治療期間まとめ」がありました。端的にまとめられていて …
論文紹介 EPLBDを行うと、総胆管結石の再発が減少する 2022年5月23日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) 総胆管結石の再発は悩ましいもので、繰り返す患者さんは繰り返します。特に高齢の患者さんの場合には、次に再発したときにERCPを安全に行 …
Advanced care planning すべてやってほしいという家族の方 2022年5月19日 ふくジム 内科医の備忘録(仮) できる治療は「すべて」やって欲しいという患者さんがときどきおられます。最近はコロナの影響もあって、電話でのコミュニケーションをとることが多く、十分に話し合うこともできません。「すべ …